産後授乳中に育毛剤は危険?産後すぐから使える育毛剤の成分と選び方

産後のママを悩ませる抜け毛。

ホルモンバランスが戻れば自然に治ると聞いていたけど、全然改善されない。

育毛剤を使ってみようかと考えても、授乳中だと赤ちゃんへの影響が心配になってしまいますよね。

私も産後、ずっと抜け毛に悩みつつも「育毛剤は怖いから無理かなぁ」と踏み出せずにいました。

 

授乳中に育毛剤は危険なの?

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授乳中は「赤ちゃんに美味しいおっぱいをあげたい」と食べ物にも気を使います。

そんな時期に育毛剤を使うなんて、
「母乳に良くない成分が含まれてしまうのでは?」
「もし赤ちゃんの体に育毛剤が触れてしまったら危険なのでは?」

と心配になってしまいます。


私もずっと「育毛剤=強い成分」というイメージを持っていました。


でもそれは、男性用の育毛剤のイメージなんですよね。

男性の抜け毛と女性の抜け毛は根本的に違います。

今は、女性の抜け毛専用の「天然成分だけで作られた育毛剤」というものが開発されています。


こういったものを選べば、産後授乳中でも安心して育毛剤を使うことができます。

男性と女性の抜け毛の違いとは?

男性の抜け毛は、男性型脱毛症(AGA)と呼ばれるものです。

額の生え際や頭頂部を中心に髪が抜け落ちていきます。

生え際がM字型に抜けていくという人もおおいですよね。

男性の抜け毛は、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響による発毛サイクルの異常などが主な原因と考えられています。

複数の毛が同時に細くなってしまい、抜けてなくなる傾向にあります。

 

一方、女性の抜け毛は男性ホルモンの影響は受けにくく、
抜け毛の原因は

  • 「毛髪と頭皮のバランスの乱れ」
  • 「日常生活のストレス」
  • 「髪にダメージを与えるヘアケア」
  • 「ダイエット」

などです。


女性の場合は、外的要因や老化からヘアサイクルが乱れ、1本ずつ髪が細くなり、ハリがなくなります。


男性とは異なり、全て抜け落ちてしまうということはまれです。

 

男性用育毛剤の成分は授乳中には避けましょう!

男性用育毛剤には「男性ホルモンを抑制する成分」「皮脂をおさえる成分」「男性型脱毛に効く成分」が入っています。
主にAGAに効果的な成分ですね。

男性向け育毛剤の成分としてよく耳にする、「プロペシア」「ミノキシジル」はとても強い成分なので、授乳中は避けるべきです。

「女性用の育毛剤」として販売されていても、これらの成分が入っているものは避けましょう。

 

授乳中でも安心して使える育毛成分とは?

授乳中でも安心して使える育毛成分は、「無添加」「100%天然成分」のものになります。
女性用といて開発されている育毛剤でよく使われている成分は以下になります。

 

センブリエキス

センブリ(千振)という植物からとれるエキス。
リンドウ科センブリ属の二年草で、主に薬草として利用されています。

センブリエキスには「スウェルチアマリン」「キサントン」「アマロゲンチン」などの成分が含まれており、血行促進や抗炎症作用、毛乳頭細胞の活性化などで育毛の効果が期待できます。
 

グリチルリチン酸2K

グリチルリチン酸は甘草の根に含まれる有効成分です。
グリチルリチン酸ジカリウムやグリチルリチン酸2Kと書かれていることもあります。

含まれる成分は多数の薬効があり、特に消化性潰瘍や去痰薬としての効果があります。

主に、「抗炎症作用」「抗アレルギー作用」「殺菌作用」があり、頭皮環境を整えてくれます。

女性の抜け毛は頭皮環境の乱れも大きな原因の一つとなります。

頭皮をきれいに保つサポートをしてくれるグリチルリチン酸も育毛に有効な成分です。

 

酢酸トコフェロール

酢酸トコフェロールとは、有機酸の酢酸とビタミンE(トコフェロール)を合成して作られる ビタミンE誘導体です

化学的に安定した化合物で、配合しやすいので化粧品やヘアケア製品などに広く利用されています。

紫外線から肌を守る働きがあり、血流改善、新陳代謝など多くの効果が期待できます。

 

セファランチン

セファランチン は、ツヅラフジ科の植物タマサキツヅラフジから抽出された天然由来の有機化合物、またはそれを含む医薬品です。

円形脱毛症の治療内服薬として皮膚科で処方されることも。

抗アレルギー作用や免疫機能強化、血行促進の働きがあります。

 

キャピキシル

キャピキシルとは、カナダの化粧品メーカー「LUCAS MEYER COSMETICS社が開発した成分で、
「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド3」を合成したものです。

副作用のない無添加成分でありながら、
男性の育毛剤で使われているミノキシジルの3倍の発毛効果があるとも言われています。

 

無添加成分で作られた女性用育毛剤を選びましょう 

上述したような無添加成分で作られた育毛剤なら、授乳中でも安心して使うことができます。

今は「産後のママに特化した育毛剤」もあります。

調べてみたら選択肢がたくさんあってびっくりしました。

 

育毛シャンプーから始めてみるのも良いかも

もし育毛剤に抵抗がある場合は、「育毛効果のあるシャンプー」から始めてみると良いかもしれません。

私もまずシャンプーを変えることから始めました。

頭皮環境を整えるという意味ではシャンプーもすごく大切です。

 

購入前に成分をしっかり確認して、あなたに合う製品を見つけて下さいね。